昆布エキス配合の白髪染めを比較する

利尻ヘアカラートリートメントの大ヒットで、「白髪染めと言えば昆布」というくらい、昆布エキスがすっかりメジャーになりましたよね。今回はそんな昆布エキス配合の白髪染めを比較します。

最近はとりあえず昆布エキスを入れとけみたいな感じもあり、多くの商品に含まれているのですが、昆布をエキスが含まれていることを前面に押し出している「利尻ヘアカラートリートメント」「ルプルプ」「髪姫 白髪用ヘアカラートリートメント」の3商品を比較します。

昆布の種類

昆布といっても、製品によって異なる昆布を使用しています。

「利尻ヘアカラートリートメント」
利尻昆布。北海道の利尻、礼文、稚内周辺で取れる昆布です。利尻島周辺で採れるものが特に質がよいとされていますが、「利尻ヘアカラートリートメント」は利尻島の天然利尻昆布を使っているようです。また、利尻昆布はもともと高級食用昆布として有名で、主に京の料亭へ出荷されています。

「ルプルプ」
ガゴメ昆布。ガゴメ昆布は北海道の函館から室蘭にかけて生息する昆布です。ガゴメ昆布は粘りが強すぎて「ダシ」としては使われず、とろろ昆布・おぼろ昆布などの加工品などに主に使われていましたが、ガゴメ昆布から出る粘りには80%がアルギン酸カリウム、20%はフコイダンとラミナランと、大変体に良いと言うことがわかり、健康食品の素材として注目されていました。

「髪姫 白髪用ヘアカラートリートメント」
羅臼(らうす)昆布。知床半島の羅臼側で採れる昆布です。羅臼昆布は、真昆布・利尻昆布と並び3大高級昆布のひとつで、利尻昆布同様、主に高級料亭に向けて出荷されています。

利尻や羅臼は食用でも高級昆布として有名だったんですね。

昆布エキスの効用

次に、昆布エキスの効用について考えてみたいと思います。

「利尻ヘアカラートリートメントの説明の要約」

  • 利尻昆布の成分に含まれる「フコイダン」の高い保水力でみずみずしさを。
  • アルギン酸で保湿。
  • ミネラルで髪や頭皮に潤いを与え健やかに。

「ルプルプの説明の要約」

  • ガゴメ昆布の成分に含まれる「フコイダン」の働きによる深層保湿アプローチで頭皮本来のコンディションを目覚めさせる。
  • ガゴメ昆布「フコイダン」が髪の成長因子(FGF-7)に働きかけ、育毛をサポート。

「髪姫 白髪用ヘアカラートリートメントの説明の要約」

  • 羅臼昆布は他の昆布に比べ、非常に豊富なミネラルやアミノ酸を含んでいます。(保湿力)

昆布は主に保湿成分として配合されているんですね。ポイントは「フコイダン」という成分ですが、「フコイダン」は、効能として「肝機能を改善する」「血圧の上昇を抑える」「抗菌作用がある」「アレルギーを抑える」「コレステロールを下げる」「癌によい」など俗に言われ、健康食品として注目されていた物質です。「フコイダン」自体は昆布だけに含まれるものではなく、 モズクなど褐藻類にも含まれます。白髪染めによっては、モズクのフコイダンが入っていることをアピールしている製品もありますね。
(「アートオブカラー」は沖縄モズクの「フコイダン」を使っています。)

ちなみに、昆布で髪が染まるわけではありません。

比較のまとめ

昆布は主に保湿成分として利用されていることはわかりましたが、では実際この3商品の中でどれがいいのか?という話になると、判断するのは難しいですが、あえて言うならば、「ルプルプ」になると思います。


「ルプルプ」は高分子と低分子化した2種類のフコイダンを組み合わせたオリジナル成分を配合しています。そのフコイダンが、高分子フコイダンが頭皮の表面を潤いで満たして乾燥などの外的ストレスから守り、低分子化フコイダンが毛穴の奥まで浸透。Wの働きによる深層保湿アプローチで頭皮本来のコンディションを目覚めさせます。
という効果をもたらすようです。

ちょっと使ってみたくなりますよね。

こちらに「ルプルプ」の詳細説明がありますので、参考に見てください。