髪に塗って光にあたるだけで染まると最初に聞いたときは衝撃的でしたが、「サンカラーマックス」のヒットで今では他の商品も増えて白髪染めの1ジャンルとして確立してますね。
そんな「光で染まる」5商品を比較してみます。今回の比較対象は「サンカラーマックス」「豊染花」「Mクリーム シャインブラック」「レフィーネ・ソレイユ」「マジカルアクアヘアクリーム」の5商品です。
商品基本情報の比較
商品名 | 価格 | 容量 | 色の種類 | 商品区分 | 製造国 | 1gあたりの単価 |
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サンカラーマックス | 3,400円 | 75g | 2色 | 化粧品 | 日本 | 45 円 |
豊染花 | 5,800円 | 100ml | 1色 | 化粧品 | 日本 | 58 円 |
Mクリーム シャインブラック | 3,480円 | 85g | 1色 | 化粧品 | 韓国 | 41 円 |
レフィーネ・ソレイユ | 4,500円 | 75g | 1色 | 化粧品 | 日本 | 60 円 |
マジカルアクアヘアクリーム | 2,800円 | 75g | 1色 | 化粧品 | 日本 | 37 円 |
単価では「マジカルアクアヘアクリーム」
上の比較表でのgあたり単価では「マジカルアクアヘアクリーム」が安いですが、それぞれの商品の実売価格はかなり幅があるので、それを考えるとそれほど大きな違いはありません。「レフィーネ・ソレイユ」と「豊染花」については、ほぼ上記の表の価格で販売されていますので、他と比較すると少々割高になるかもしれません。
光で染まる成分比較
商品名 | 染めるための主な成分 |
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サンカラーマックス | 硫酸銀 |
豊染花 | 硫酸銀 |
Mクリーム シャインブラック | 硫酸銀/硫黄 |
レフィーネ・ソレイユ | 硫酸銀/クチナシ青/クチナシ黄 |
マジカルアクアヘアクリーム | 硫酸銀 |
気になるのは「Mクリーム シャインブラック」と「レフィーネ・ソレイユ」
光で染まるのは「硫酸銀」という成分のためです。硫酸銀は光により分解(光還元反応)して黒変するという性質があります。その性質を利用して髪を染めるという原理です。「硫酸銀」の配合はどの製品も同じですが、「Mクリーム シャインブラック」には明示的に配合成分に「硫黄」と記述があります。「硫黄」も「硫酸銀」と反応して、黒色に変色するものなので、「Mクリーム シャインブラック」はさらに染毛力を高めるために「硫黄」を配合しているのではないかと想像できます。
もう1つは「レフィーネ・ソレイユ」ですが、「レフィーネ・ソレイユ」の場合、硫酸銀だけでなくクチナシ色素を配合しています。クチナシ色素でも髪は染まるので、全体的な染毛力は高まっているように感じます。しかし、硝酸銀の配合を少なめにして、自然素材のクチナシ色素で髪へ配慮するという考え方なのかもしれません。
※各成分の配合率までは開示されていないので、あくまで推測です。
使い方
商品名 | 使い方 |
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サンカラーマックス | 専用のクシで髪に塗るだけ。夜にシャンプー。 |
豊染花 | 専用ブラシでムース状の豊染花を髪に塗るだけ。夜にシャンプー。 |
Mクリーム シャインブラック | 付属のクシにクリームを出して塗るだけ。夜にシャンプー。 |
レフィーネ・ソレイユ | チューブから出して付属のコームで塗るだけ。夜にシャンプー。 |
マジカルアクアヘアクリーム | 手またはクシで毛髪によくなじませる。夜にシャンプー。 |
使い方はみな同じで手軽だが、なかでもムース状の「豊染花」が使いやすそう
使い方はどの製品も同じで、塗ってそのまま放置。夜にシャンプーです。ただ、塗りやすさという点では、唯一ムース(泡)状の「豊染花」が使いやすそうです。ムース(泡)なら1人でも満遍なく塗れそうです。
まとめ
光で染まるタイプの製品の良いところは、なんと言っても「手軽にそめられる」です。染料をムース状にしてその手軽さをさらにさらに追求している「豊染花」を一番としました。少々値段は高めですが、ムース状ということで全体にも伸ばしやすく、無駄なく使えるため実はコスト的にも悪くはないと思います。
硫酸銀だけでなく、クチナシ色素を配合し染毛力を調整、また髪へのやさしさへの配慮している「レフィーネ・ソレイユ」を次点としました。
今回は「豊染花」「レフィーネ・ソレイユ」を選びましたが、「サンカラーマックス」「Mクリーム シャインブラック」「マジカルアクアヘアクリーム」が劣っている、というわけではありませんので、製品詳細を見て自分に合いそうな白髪染めを探してみてください。