染め方の種類
ヘアカラータイプ(酸化染料剤)
髪に定着しているメラニン色素を分解して脱色しながら髪の内部で酸化染料を結び付け色を出します。白髪も黒髪でも、色素を分解して染めるという方法は変わらないので、すべての髪がほぼ同じ色にしっかり染まります。色合いが持続するのは、約2カ月。シャンプーしても、色は落ちません。しかし、髪へのダメージがややあります。また、利用前にはパッチテストが必要とされています。
ヘアマニキュアタイプ(酸性染毛料)
ヘアカラータイプとは異なり、染料を髪の表面にだけ定着させる方法です。髪の毛のメラニン色素は脱色しないで、染料をおだやかに浸透させます。脱色しないので髪を傷めません。しかし、表面に定着させているだけなので、色合いの持続時間はヘアカラータイプと比べると短くなります。効果は約2~3週間。シャンプーのたびに徐々に色が落ちて、元の髪色に戻りますので、こまめに染める必要があります。しかし、髪へのダメージはほぼなく、パッチテストも必要ありません。
カラースプレータイプ(一時染毛料)
髪の表面に色をつけるだけです。そのため、シャンプーすると、すぐに色が落ちます。手軽で髪を傷めませんので、一時的に白髪を隠したい時の利用に向いています。パッチテストは必要ありません。
銀塩カラー
染料に銀成分が含まれていて、髪に付着した銀成分の銀イオンが光に当たると金属銀微粒子に変化し、その金属銀微粒子が光の一部を吸収することで発色するという染料です。髪の表面に付着し色を付ける、という点ではマニキュアタイプと同様ですが、一般的なマニキュアタイプより着色が長持ちするとされています。